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レッドウィングは修理可能!削れてしまったソールの交換について紹介。




レッドウィングの修理について、最近、お問い合わせを多くいただいております。

レッドウィングは作りが非常にしっかりとしているので、メンテナンスをこまめに行い、気を使ってあげると、長く履けるカジュアルブーツです。

ソールが減って交換を考えた時に、どういったソールの種類があるのか、またカカトの減りが気になるので、カカトのみの修理は可能かなども含めて、ご紹介していきたいと思います。

目次

レッドウィングとは

レッドウィングという名前の由来は、アメリカのミネソタ州にある町、レッドウィングシティという場所があります。
1905年にチャールズ・ベックマン氏が14人の仲間とともに、レッド・ウィング・シュー・カンパニーという工場をこの地に設立します。
ベックマンは靴の販売業を営んでいたことがあったようで、ワークシューズは通常の靴よりもさらに高い耐久性と快適性が必要であると学んだようです。その経験を生かして、レッドウィングという会社、靴が誕生しました。

レッドウィングのソール交換

弊社では、レッドウィングのソール交換には、ビブラム社製のソールを使うことが多くあります。
種類も何種類かご用意しておりますので、ご予算、ソールの状態、減り具合等を考慮して、ご提案させていただいています。
次にソールの種類についてみていきましょう。





ビブラム4014

レッドウィングの純正クレープソールに一番近いトラクションソール、クリスティソールとも言われます。
ホワイトとブラックの2色があり、ワークブーツの修理で一番人気のソールです。
アイリッシュセッターなどのリペアに使用されることが多く、材質自体は純正ソールとほぼ変わりませんが、ビブラムソールのほうが若干耐久性が高いと言われています。
ソール自体は柔らかく、軽量なうえ、クッション性にも優れ、アウトドアはもちろん、街中で履くにも最適なソールです!

材質:ゴム入りEVA
カラー:オフホワイト・ブラック
厚さ:ソール11mm ヒール22mm

ビブラム2021

クッション性が高く軽量で足当たりを軽減するやわらかいスポンジタイプのソールで、♯4014ソールに比べると柔らかいタイプのソールになります。
厚みがあるため、ボリューム感が実感できます。つま先からヒールにかけて、徐々に厚みが増していくウェッジ型で、シルエットも魅力的です。

材質:ゴム入りEVA
カラー:ブラック・ブラウン・ベージュ
厚さ:ソール15mm ヒール27mm

ビブラム8377

ビブラム4014クリスティーソールとほぼ同じ形状ですが、発泡ラバー素材のため4014と比べると、柔らかく軽量でクッション性に優れたソールです。

材質 : ゴム入りEVA(MORFLEX)
カラー : オフホワイト、ブラック
厚 み : ソール12mm・ヒール28mm

ビブラム528K

タンク型デザインのスポンジ素材でとても軽量感があります。ラバーソールに比べて、50%軽量で、滑りにくく耐久性にも優れています。

材質:ゴム入りEVA(NEWFLEX)ソール
カラー:クロ/チャ/ベージュ/シロ
厚さ:12mm・ヒール28mm

ビブラム7124

シャークソールと呼ばれているソールで、カスタム修理等でも人気が高いソールです。さざ波型パターンが特徴で屈曲性にすぐれており、地面をがっちりとグリップします。
こちらのソールはミッドソール部分にEVA・スポンジ系の柔らかい素材を挟み、ソールの厚みを出してから取り付けることが可能です。

材質:合成ゴム
カラー:ブラック・MOJAVE(深緑)・TAN(ベージュ)
厚さ:ソール凹部分5mm  凸部分14mm

ビブラム100

高い摩耗性、グリップ力があり、衝撃吸収にも、とても優れているソールです。見た目はかなりごつい感じに見えますが、クッション性も良く、バイクを乗る方にはお勧めのソールになります。
足場の悪い路面でも対応する機能性はエンジニアブーツやロガーブーツなどのワーク系ブーツにあいます。ヒールが減ったときはヒール交換だけでも対応可能です。

材質:合成ゴム
カラー:ブラック
厚さ:ソール10mm ヒール22mm

ビブラム700

シェブロン状のブロックパターンによって、アスファルトに対し、高いグリップ力を発揮する計算されたソールです。
バイクのクラッチ操作がしやすいのが特徴で、バイクに乗る方にもお勧めのソールです。ブーツのシャープさを削がないソールのため、街仕様のシューズにも良く似合うソールです。
耐久性・実用性もあり様々なブーツブランドにも採用されています。こちらはヒールのみの交換も可能です。

材質:合成ゴム
カラー:ブラック
厚さ:ソール7mm ヒール19mm

ベックマン似ソール

レッドウウィングのベックマンに使用することが多いソールの組み合わせです。革ソールに前半分のラバーソール(ビブラム2333)を取り付けてからヒールはビブラム700ヒールを使用します。
ベックマン修理をご希望の方はこちらのソールで対応が可能です。

かかとが減ってきたときの修理

かかとの部分が減ってきて歩きずらくなってきたときに、ソール全部の交換ではなく、カカトのみ交換は出来るのか、お問い合わせを頂くことがあります。
ソールの種類によってはカカトのみの交換が可能なものもあります。ビブラム700やベックマンのような仕様のかかとです。ビブラム4014のようなトラクションソールは、減った箇所を斜めに削ってコーナーカカトの部材を使って補強することは可能です。色が完全に同じではなかったり、斜めの切り返しのようなラインは入ってしまいますが、コストは抑えられます。

最後に

アイリッシュセッターなどのグッドイヤーウエルト製法タイプは、2層目のミッドソールが擦り減る前に修理することをお勧めします。ミッドソールまで減ってしまいますとミッドソールも交換になる場合がございます。費用も時間も余計にかかってくる場合がございますし、減った状態で歩かれると体の姿勢やバランスにも大きく影響があるとおもいますので、早めの修理がオススメです。
また、ご紹介したソール以外の部材への交換も可能です。
疑問点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。




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