リーガルのソール交換事例 ビブラムソールに変えてみた!
今回ご紹介するのは、言わずと知れた名品「REGAL(リーガル)」のローファーのソール交換です。
リーガルは日本でも多くの方に愛されているブランドですが、その歴史を紐解くと、改めてその魅力が見えてきます。
リーガルの起源は1880年、アメリカで創設されたことに始まります。そして1961年、日本に上陸し、以来「履き心地の良さ」「耐久性」「デザイン性」を兼ね備えたビジネスシューズの代名詞として定着しました。
高品質な素材を使用しつつ、価格帯も適正で、ビジネスシューズとしてのコストパフォーマンスに優れている点が、多くの支持を集める理由の一つです。老舗ブランドならではの信頼感も、長年にわたり愛され続けている理由と言えるでしょう。
リーガルのソールには多くの種類があります。
最近多い事例として、ゴムソールの底が割れてしまって履けなくなる
ケースです。
目次
ソール割れ
こちらの靴ですが、靴底にヒビが入っていて、二つに割れそうになっています。このような状態になる原因として考えられるのは、長年の使用によるゴム素材の硬化です。ゴムは経年劣化で弾力性を失い、最終的には割れやすくなってしまうことがあります。
この状態では、薄いゴムを貼って補強する修理方法も検討できますが、割れている部分がどうしても頻繁に曲がる箇所であるため、補強だけでは耐久性が十分に確保できません。結果的に、再びダメージが生じてしまう可能性が高いです。
ビフォー
今回は靴底全体を交換する「オールソール修理」ソール交換を選択しました。ソールとカカト全て交換する方法です。この方法なら、強度面でも安心でき、靴全体のバランスをしっかり保ちながら修理を行うことができます。
経年劣化が原因のダメージでも、適切な方法で修理をすれば、靴は再び快適に履けるようになります。大切な靴を長く使い続けるためにも、こうしたプロの修理でしっかりメンテナンスすることをおすすめします。
アフター
VIBRAM 2055 イートンソールに交換しました。
使いやすさと洗練されたクラシックなデザインで、ソール部分は機能性にも優れています。屈曲性や耐滑性を追求した設計により、長時間の歩行でも快適さを保ちつつ、滑りやすい路面でも安心して使用できます。さらに、ヒール部分には耐摩耗性を考慮した素材を採用。これにより、特によく歩かれる営業マンや外回りの多いビジネスマンにとって理想的な底材だと思います。
まとめ
今回は割れたゴム底のソール交換をご紹介しましたが、革靴の靴底に関しては、ほとんどの場合で修理が可能です。長く履き込んで愛着のある靴でも、適切なメンテナンスを施すことで、再び快適な履き心地を取り戻すことができます。
修理内容や状態によっては、費用がかかる場合もございますが、事前にお見積りをご案内いたしますのでご安心ください。経験豊富なスタッフが丁寧に対応し、お客様の大切な一足をしっかりと蘇らせます。
靴の状態や修理の可能性について、まずはお気軽にご相談ください。皆さまのご来店を心よりお待ちしております!