リーガルの修理でよくある修理内容と目安金額
2024年10月12日1時更新
目次
- ○ リーガルの修理でよくある修理内容と目安金額
- ・かかと
- ・前半分ゴム張り(メリーソール)
- ・つま先補強
- ・ソール交換
- ・キズ補修
- ・靴磨き、クリーニング
- ・中敷き交換
- ○ リーガルのソール交換修理事例
- ・修理前
- ・修理後
- ○ リーガルシューズの歴史、特徴
- ○ 修理の依頼、お問い合わせ
リーガルの修理でよくある修理内容と目安金額
かかと
*画像はイメージです。
こんにちは、哲学堂靴修理店の店長の折田です。
お店については「ABOUT(アバウト)」を御覧ください。
今日はリーガルの靴修理についてお伝えしたいと思います。
リーガルのかかとのパーツには、「ブロック(ヒール)」と呼ばれるものが使用されている靴があります。こちらのブロックヒールは、かかと全体が1つのゴムパーツでできています。
この場合は、トップリフトがないので、かなり減ってからの交換でも、ヒール自体を全て一気に交換可能なので、お好みの時期にかかと全体を交換できます。
ただし、かかとがあまりにすり減ったままだと、傾いた靴底や、かかとと、まっすぐな足のバランスをとろうとするため、靴のかかと全体が歪んでしまうこともあります。
かかと部分の修理の目安は、トップリフトの厚みである5㎜~7㎜がすり減ったあたりで修理に持ち込まれることをおすすめいたします。
接地面から5mm~7mm減っている状態でのカカト修理は、3300円です。
ブロックヒール自体を全て交換する場合は、3850円です。
前半分ゴム張り(メリーソール)
靴の底の前半分にゴムを貼って補強する修理になります。
リーガルの靴底が削れてきてしまった時に、オールソールをするとかなりコストがかかってしまうので、削れてきた底の部分にゴムを貼って補強することにより更に長く履くことができるようになります。
更に、ソールにゴムをはることにより、滑り止めの効果も期待できます。
また、買った直後の新品の状態の時に、ゴムを貼って削れる前に先に補強しておくということもできます。
料金は3300円から 4400円です。お選びいただくゴム素材のデザイン、材料により金額は変わってきます。
つま先補強
靴によっては、かかとよりもつま先の方が先に削れて補強が必要になってくる靴もあります。
つま先部分の材料によって革やゴムなどで補強します。
つま先の削れてしまっている部分を、先端から1cm、または 1. 5cmのところで斜めに削って、材料を補強してフラットに戻したあとに、整えて仕上げていきます。
料金は2420円からです。
つま先の削れを予防するトゥースティール(ヴィンテージスチール)を取り付けることも可能です。
料金は3850円です。
ソール交換
リーガルの靴は、底全体を交換するソール交換、オールソールが可能です。
ソール交換(靴底の張替え)をしながら、より永く使用していただける靴となっております。
ソール交換は底材をソールからかかとの部分すべてを交換致します。
ソールの種類としては、革底での交換や、ラバーソールの種類も多くご用意しています。ビブラムのゴムソールやUKのダイナイトソールなどにも交換可能です。
料金はゴム底での交換で13, 200円から、革底での交換で、14, 300円からです。
キズ補修
左が修理前、右が修理後
リーガルの靴のなかには、ガラスレーザーが使われているデザインがあります。
擦り傷等がつくことがよくありますが、完全になくすのは難しいかと思いますが、これもミガキの中で目立たなくすることも可能です。
靴の指の付け根辺りにひびが入ることがよくあります。このひび割れを綺麗に完璧になおすのは難しいです。
料金は2200円からです。キズやひび割れの状態によって金額は変わってきます。
靴磨き、クリーニング
靴磨きは、クリーナーを使ってしっかり汚れを落とし、また以前磨いたときのクリームなどを落としてから、専用の靴クリームを使って磨きあげていきます。
クリーニングは丸洗いをして、型に入れて乾燥した後に、磨きと同じ工程で仕上げていきます。
革が固くなってしまった靴や汚れがひどい場合にはクリーニングをお勧めしております。また素材によってはクリーニングできない場合もございますのでご了承ください。
料金は靴磨きが1650円から、クリーニングは4400円から承っております。
中敷き交換
画像はイメージです。
中敷がういてきてしまうことがあるかと思います。その際には一度剥がして、両面テープを使って貼り直すなどして修理できます。
それでもはがれてしまう場合には靴修理専門店に持ち込んで交換や張り直しをご依頼ください。
当店での修理の金額は交換で2200円です。
リーガルのソール交換修理事例
修理前
黒のスリッポンシューズです。
合成のゴム底ですが、ソールが固いので、屈曲しやすい
ゴムソールがご希望とのことでした。
こちらの靴は大丈夫でしたが、、ソールが割れてしまって交換を
ご希望される方もいらっしゃいます。
その際もソール交換して対応が可能です。
修理後
今回、VIBRAM2055 イートンソールで交換させて
いただきました。
こちらのビブラムソールは、屈曲性も合って、滑りにくいソールです。
個人的な感想にはなりますが、割と減りにくい素材だと思います。
特にご希望がないときは、こちらのソールはおすすめです。
リーガルシューズの歴史、特徴
生産コスト削減のため、生産拠点を海外へ移すブランドが多い中、リーガルは現在も多くの革靴を国内自社工場で生産している、創業から100年以上続いている老舗ブランドです。
リーガル (REGAL)というブランド自体は、1880年のアメリカ・マサチューセッツ州にて誕生しました。
国産革靴で有名なリーガルですが、実はブランド自体の生まれは、アメリカです。
リーガルが日本に上陸したのは1961年。そのとき、紳士靴の生産を任されたのが、既に半世紀以上にもわたり、靴づくりを続けていた日本製靴株式会社(現・リーガルコーポレーション)でした。
修理の依頼、お問い合わせ
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