ジョンロブのオールソール交換|革底・フセ縫い・カギ型リフトで修理

ジョンロブのソール交換。かかとはカギ型リフトで仕上げました
しかし、どれだけ上質な靴でも、履き続けるうちに靴底やかかとは少しずつ摩耗していきます。
今回は、ジョンロブのオールソール交換修理をご依頼いただきました。
使用した仕様は、革底・フセ縫い・半月ラバーリフトカギ型です。
ジョンロブらしい上品な雰囲気を大切にしながら、丁寧に仕上げました。
目次
- ○ ジョンロブのオールソール交換をご依頼いただきました
- ○ 今回のオールソール交換の仕様について
- ・革底で上品な仕上がりに
- ・半月ラバーリフトで実用性も確保
- ○ フセ縫いとは?オールソール交換でよく出てくる修理用語を解説
- ・フセ縫いのメリット
- ○ 修理後の仕上がり
- ・修理後写真①
- ・修理後写真②
- ・修理後写真③
- ○ ジョンロブのような高級靴はオールソール交換で長く履けます
- ・ソールが減ったまま履き続けるリスク
- ・見た目を大きく崩さず修理できるのが魅力
- ○ 今回の修理料金
- ○ ジョンロブのオールソール交換ならご相談ください
- ・問い合わせ
ジョンロブのオールソール交換をご依頼いただきました
今回お預かりしたのは、ソールの摩耗が進み、かかとも減ってきているジョンロブの革靴です。
高級靴の場合、底材が傷んできてもアッパーの状態が良ければ、オールソール交換によって再び長く履いていただけることが多くあります。
ジョンロブのような靴は、単純に底を張り替えるだけでなく、
靴全体の雰囲気や元のバランスを見ながら修理を進めることが大切です。
今回の修理内容
革底でのオールソール交換
フセ縫い仕様
カギ型の半月ラバーリフト
修理代金:19,800円(税込)(2026.5月時点)
今回のオールソール交換の仕様について
ジョンロブの雰囲気をできるだけ損なわないよう、今回は見た目と実用性のバランスを考えた仕様で仕上げています。
革底で上品な仕上がりに
今回使用したのは**革底(レザーソール)**です。
革底は、見た目の高級感があり、ジョンロブのようなドレスシューズとの相性が非常に良い素材です。
新品の革底に交換することで、靴全体が引き締まり、上品な印象がよみがえります。
また、履き込むことで足なじみが出やすいのも革底の魅力のひとつです。
半月ラバーリフトで実用性も確保
かかと部分には、半月ラバーリフトを使用しました。
革だけのかかとに比べて、接地面の耐久性が上がり、滑りにくさの面でも安心感があります。
また、純正にはピン打ちがしてありますが、クギで滑る事があるため、今回は打ちませんでした。
見た目を大きく崩さず、実用性も持たせやすい仕様ですので、
ドレス感を保ちながら日常使いしやすいバランスに仕上がります。
フセ縫いとは?オールソール交換でよく出てくる修理用語を解説
オールソール交換の説明の中で、よく出てくるのが**「フセ縫い」**という言葉です。
靴修理にあまりなじみのない方には、少しわかりにくい言葉かもしれません。
フセ縫いとは主にレザーソールの靴で使われる縫い方で、ソールを縫い付けた糸が表面に出ないように、革底に溝や切り込みを作って、その中に糸を隠す縫製方法のことです。
別名で、
チャネル仕上げ
チャネル縫い
ヒドゥンチャネル
などと呼ばれることもあります。
通常のレザーソールでは、底面を見ると縫い糸が見えます。
一方、フセ縫いの場合は、革底を薄くめくるように切り込みを入れ、その下に糸を通し、最後に革を伏せて戻すため、底面から糸が見えにくくなります。
フセ縫いのメリット
フセ縫いのメリットは、
見た目がきれいです。
底面に糸が見えないため、高級靴らしい上品な仕上がりになります。
糸が擦れにくいです。
歩行時に地面と直接こすれにくいため、糸の保護にもなります。
ジョンロブのような靴では、修理後も上品さを保つことが大切です。
付け縫いで仕上げることで、靴本来の品のある雰囲気を損ないにくくなります。
修理後の仕上がり

今回の修理では、革底の美しさがしっかり出るように仕上げながら、
かかとはカギ型の半月ラバーリフトを取り付け、実用性も持たせています。
元の状態に近い仕上がりになっているかと思います。
新品のソールに交換されることで、靴全体の印象もぐっと整い、
これからまた気持ちよく履いていただける状態になりました。
修理後写真①

革底の全体感がわかる写真です。
ソール全体を新しく交換することで、靴の印象が大きく変わります。
修理後写真②

付け縫いの仕上がりや、ソールまわりの雰囲気が伝わりやすい写真です。
細かな部分まで整えることで、高級靴らしい上品さが引き立ちます。
修理後写真③

黒山の半月ラバーリフトと鍵型のかかと部分がわかる写真です。
後ろ姿や横から見た時の印象にもこだわって仕上げています。
ジョンロブのような高級靴はオールソール交換で長く履けます
ジョンロブのような高級靴は、アッパーの革質が良く、きちんと手入れをしながら履いていけば長く愛用できる靴です。
そのため、ソールが減ってきた段階でオールソール交換を行うことで、靴の寿命をさらに延ばすことができます。
ソールが減ったまま履き続けるリスク

ソールが大きく減った状態で履き続けると、歩きにくくなるだけでなく、
靴本体への負担も大きくなってしまいます。
特に、かかとの減りが進みすぎるとバランスが崩れ、修理内容が増えてしまうこともあります。
そのため、早めのタイミングでご相談いただくのがおすすめです。
見た目を大きく崩さず修理できるのが魅力
高級靴の修理では、「直ればよい」だけでなく、
見た目の雰囲気をどれだけ保てるかも非常に大切です。
今回のように、革底・フセ縫い・半月ラバーリフト・鍵型といった仕様を選ぶことで、
ジョンロブらしい品のある印象を残しながら、実用的に履けるように修理することが可能です。
今回の修理料金
ジョンロブ オールソール交換
19,800円(税込)
仕様
革底
フセ縫い
カギ型ラバーリフト
※靴の状態や仕様により、金額や内容が変わる場合がございます。
※状態によっては追加補修が必要になるケースもございます。
ジョンロブのオールソール交換ならご相談ください
ジョンロブをはじめとした高級紳士靴は、
ソール交換を行うことで、まだまだ長く履いていただける場合が多くあります。
「ソールが減ってきた」
「かかとがかなり削れている」
「できるだけ元の雰囲気を残して修理したい」
そのような場合は、ぜひ一度ご相談ください。
靴の状態を確認しながら、できるだけ雰囲気に合った修理方法をご提案いたします。
問い合わせ
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革底のすり減り、フセ縫いでのオールソール交換、かかとの仕様変更など、靴の状態に合わせてご提案いたします。
お写真をお送りいただけますと、よりスムーズにお見積もりが可能です。